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ネコと音楽と、おいしいごはんがあればごきげんに暮らしているひとのライフログ

【保護猫記録】クロネコとの出会い 前編

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先日、「京都の黒雄」こと「こう見えて巨体のヤングリーダー」「ブロッコリー大好きお笑い担当」のわが家のクロネコを保護した記念日でした。

 

 クロネコはほんとに毎日わたしのことを楽しませてくれるし、ものっすごい甘えん坊で食いしん坊ですくすくと成長(ただいま6kg超)してくれました。

 

Instagramでクロネコとの馴れ初めも知りたいと言われたので書こうと思います。

 

2011年の12月、あと10日ほどで今年も終わろうかという頃、知り合いから「近所で黒い子猫が捨てられてるみたいでウロついてるんやけど、飼える?」と連絡があって。

 

歩いて行けるところだったので近所に住むわたしの母親と一緒に出かけました。

するとウロウロしている、少し大きくなりかけている子猫(生後3〜4ヶ月くらい)がいました。

 

えー、けっこうデカいなぁ、母猫いるんじゃない?と近くを探っていましたが母猫がいる形跡はなく、当の黒猫は見える距離にはいるけれども近寄ってこない。でも声をかけると甘えた声でニャーニャー鳴いてくる。でも近寄ると逃げる。

 

細い道の片側が大きな側溝になっていて水もほぼ流れていなくてそこを獣道にしていてそこを通って逃げていく、そして側溝の奥からねっとり見ている…そしてたまに出てきて鳴く、逃げる、の繰り返し。

 

ええーなんかややこしそう、捕まらなさそう、ほんとに母猫いないの?とうちの母親と話してる間も隠れたり出てきたりニャーニャー甘えたように鳴いてきたり。

 

その場所がすごく細い道で、家が数軒並んでいたので怪しまれてもいけないし、何かご存知かなぁとご近所のおうちに聞いてみることに。

 

するとやはり2週間くらい前から見かける、この辺に捨てられたみたいだと教えてもらった。

 

そのうち一軒は猫嫌いらしく「水かけて追い払うんやけど戻ってくんねん」「迷惑やし捕まえられるなら捕まえて」とすんごい性格悪そうな歪んだ顔しておっしゃってたので満面の笑みで「すみません、ご迷惑になるかもしれませんが、保護したいのでこのあたりウロウロしますけどいいですか?」というとモゴモゴしながらええよと言ってもらいました。

 

と言ってもどうやって捕まえていいかわからず。

一旦帰って作戦を練る事に。

 

夜仕事から帰ってきた相方も気になるので見に行きたいというので一応キャリーと猫じゃらしとカリカリを持って散歩がてら見に行きました。

 

が、やっぱり側溝の奥から「こわいよーここだよーでも出ていくのもこわいんだよー!」と鳴くだけ。

 

ネコと暮らしてる方ならわかると思うんですけれどもなんというか、甘えたい、怖いっていう鳴き方をしていた黒猫ちゃん。

根っからの野良猫なら人間に甘えた声出さないんですよね、子猫なら尚更。逃げる。

 

捨てられて2週間、誰にも構ってもらえず野良としてやっていこうと思ってたところにわたしたちが現れて声かけて「あ、にんげんが声かけてくれた!」てなったんだけれども猫生経験も少ないのでどうしていいかわからない、甘えることもできない。

 

そして捨てられて裏切られたこともわかってる、そしてそして猫嫌いな人から顔見ると柄杓で水かけられて追い払われる、人間を信用していいかわからない。

 

それを思うとギューっとなって、この子を保護できなかったらわたしはずっとずっと後悔してしまう、この道を通る度に甘えたいけど無理なんです!と一生懸命訴えている黒猫の事を思い出して自分を責めるんだろうな、ということが想像できました。

 

寒い時期でもあるし、そこはすごく細い道だけど数メートル出ると車通りの激しい大通り、いつ事故に遭ってもおかしくないので早く保護しなければ、と思った。

 

近所の人に聞いた「スズメとか追いかけてるよ」って言葉を思い出して、おなかを空かせているだろうな、寒いのにどこで寝ているんだろうか…と黒猫のことを思ってメソメソしてその日はなかなか寝付けなかったのでした。

 

次回、後編へ続く

 

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保護した当時のチビクロネコ

 

↓ 後編

【保護猫記録】クロネコとの出会い 後編 - ネコと音楽と。

 

 

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