台湾の大同電鍋、みなさんご存じでしょうか?
電鍋、電気鍋なのですがとてもシンプルな構造のお鍋です。
昔の日本の炊飯器と同じ構造でずっと台湾では愛されている、一家に一台ならぬ平均で一家に1.7台あるらしいです。
わたしがその存在を知ったのは数年前、ネットの記事で見かけたのでした。
見た目もレトロでなんてかわいいんだ!と一目惚れ。
ですがその頃は公式ショップのようなものもなく、検索すれば並行輸入されたものをチラホラと見かける感じ。
いろいろと調べてみても愛用されている方は台湾通、台湾旅行のついでに買って帰ってきました!というものばかりでした。
それがわたしの電鍋第一次ブーム。
熱も冷めやり、落ち着いたところにぼんやりとSNSを眺めていたら大好きな人(お料理が大好きで料理コラムも持っているミュージシャン)が購入されているのを見てまたもや熱が再燃!(第二次ブーム到来)
また検索したり、インスタのタグで見たりしていました。
そして2020年の夏頃、台湾料理のお店でランチをしたんですよね。
大好きルーロー飯。
そしてトッピングに台湾の味玉、スパイスを使った煮玉子「茶葉蛋」をトッピング。
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そしてそのお店にもレジの近くにとても使い込まれたオレンジの大同電鍋がー!
茶葉蛋は電鍋で保温状態で入っていました。
ほしい、でも置き場所が、でもほしい、の繰り返し。(第三次ブーム)
そして運命の時が!(大袈裟)
大同電鍋を定期的に検索、パトロールしているからかなんとSNSに広告が出てくるという自体に。
そして日本の公式ショップがいつの間にやらできていて楽天でも売っているということを知り。
あとやたらとSNSで見かけるようになってきてちょっと流行ってるみたいなんですよねー、今。
そして今ならレシピ本がおまけでついてくるという、もう買わなきゃダメじゃんという変な使命感が。
ですがわたしがサイズで悩んでいる間に気付いたときには売り切れていて次回入荷が12/25と。
ほう、ならばクリスマスプレゼント・フォーミーだ!というお決まりの「がんばった自分へのプレゼント」というやつです、あれです。
発売当初、公式ショップが楽天市場だけでしたが今はAmazonにも公式があります。
アルミ 6合サイズ
大同電鍋楽天公式販売店ー 6合 Mサイズ 外鍋アルミ製(赤)
- 価格: 17800 円
- 楽天で詳細を見る
アルミ10合サイズ
サイズは始め、うちは二人暮らしだし小さい方の6合を買おうと思っていましたが真剣にググったらどこも「10合を買え!6合買ったら後悔するぞ!」と書いてあったのでデカイしなーと一瞬悩んだけど本当にどこのサイトでも10合をすすめているので、そして公式のサイズを見てもあんまり大差ないなと大きい方を注文。
翌々日の27日に届きましたー!
ふおおおおお、かわいい、かわいすぎる。
色は緑、赤、アクアブルー、白の4色。
(2024年現在、ステンレス製の黄蘗色、ネイビーブルーも増えています。)
どれもかわいくて悩ましいのですがずっとこの緑、と決めていました!
微風台南に行った時、濃いオレンジというか赤もめっちゃかわいくて一瞬悩みました。(惑わされやすい性格)
ですがここは初志貫徹、あと家のキッチンにはこっちのほうが合うなと緑を購入しました。
ということで即使ってみる、わが家の冬の定番、2人の大好物「粕汁」を作ることに。
酒粕500gででっかい鍋になみなみと作るのが冬の定番です。
仕事前に材料、いちょう切りにした大根とにんじん、アク抜きしたこんにゃく、えのき、うすあげ、上から豚バラを広げてお水をひたひたに。
内鍋に全部入れて、上からちぎった酒粕を適当に入れて、外鍋にコップ1杯の水、その上に材料を入れた内鍋、外蓋をしてスイッチオン!
スイッチは炊飯スイッチと保温のオンオフしかありません。
保温をオンにしておけば炊飯ボタンが上がった後も保温したまま、というもの。
ほんとにこれでできるの?て感じですが。
次第に中の水が沸騰、鍋の蓋が蒸気でカタカタと踊りだします。
中の水分がなくなってくると沸騰する音、フタのカタカタ音も小さくなっていき、炊飯が切れて勝手に保温に切り替わり……あっさりと出来上がり!
出来上がってからちくわも投入しました。
拍子抜けするほどに簡単。
そして野菜の煮崩れもなく、そしてそしてめちゃくちゃおいしい!
酒粕をちまちま溶かさなくても勝手に溶けてる、適当にほりこんでも焦げ付かない、楽すぎる。
ということで年末のおせち料理の準備にも活躍。
今年のおせちの記事はこちら
↓
この中のお煮しめ(筑前煮)とりんごきんとんの芋を蒸しました。
煮しめは内鍋にたんまりと作りました!(筑前煮も大好物なので)
ですが電鍋で煮物を作る場合、煮詰まるということはないので普通に作ると水分が多く、薄い味に仕上がってしまうんですよね。
というのをどこかで見たので煮しめは調味料のみ、切った材料を内鍋に入れて水は入れず、調味料だけを入れて全体をガッと混ぜてからスイッチオン!
出来上がって味見したらちょっと薄かったのでもう少し味を足して外鍋に水も少し足してもう一度スイッチオン!
そしてりんごきんとんのさつまいもを蒸したのですが。
外鍋に水を入れてスチーム板をセット、その上にしっかりと洗ったさつまいもをドーンと入れてスイッチオン。
保温に切り替わったらちょうどほっくりと蒸されていて、味見にちょっと食べてみたら……びっくりするくらいおいしい!
焼き芋とかふかし芋、あまり食べないのですがこれは本当においしい。
年明けにさつまいもを買い込もうと心に誓いました。
とりあえず使ってみた感想、メリットとデメリットをあげると
いいところ
- 本当にめちゃくちゃシンプル
- ほったらかしでいいので楽
- 煮崩れなどがなくおいしくできる
- めちゃくちゃアバウトでもそれなりに仕上がる
- 蒸し物のハードルがめちゃくちゃ低くなる
マイナスポイント
- デカい、置き場所に困る
-
神経質な人には沸騰してる時のフタのカタカタ音が気になるかも
(わたしは逆に愛らしいなあと感じる、それくらいの音です)
- 煮詰める作業はできないので火にかけないとダメ
電鍋でないとダメ、作れない!というものはないので特段料理好き、調理器具好きでない限り電子レンジなどでも代用できるしなあ、と思うかも。
ですがわたしにはあまりデメリットがなく、狭いキッチンで場所取るなあ、くらいです。
わたしは家にいることが多いし部屋も広くないのでキッチンもすぐそこなのですがそれでも火の管理をしなくて済む、ほったらかしでも大丈夫というのはここまで楽ちんなのか!というのが一番の感動ポイント。
外鍋に入れる水も適当、カップ1杯くらい、200ccの水でなんでもたいていできてしまうというアバウトなのにええ感じにできるところもとてもわたし好みです。
そして圧力鍋とかではないので調理の途中にフタを開けて様子を見たり、調味料や煮えやすい具材を途中で入れる、ということもできます。
内鍋用の内蓋も付いていて調理する時には使わないのですが冷蔵庫でそのまま保存する、という時にも便利です。
あとわが家では取っ手が取れる、入れ子式のステンレスの雪平鍋を使っているので内鍋デカいなーと思っていたけど少量のものを調理する時はそのステンレス製のお鍋を使ってみようと思っています。
耐熱ガラスのボウルとか取手の取れる〜系の鍋でもいいのかも。
この記事では付属品の内鍋以外の使えるものを紹介しています
↓↓↓
このゆるっとした使い心地がわたしには合ってるな、と数回使ってみて思いました。
そしてこのコロナ禍でおこもり生活も多くなるのでもっと楽しく、食生活を豊かにしたいと思ったことも買うことへの後押しとなりました。
次は肉まんとか作ってみたい、ビリヤニも作りたいと夢は広がるくいしんぼうなのでありました。
今の電鍋が壊れたら次はステンレス製が欲しいな……高いけど!