みなさんはフライパン、何を使ってらっしゃいますか?
わが家は鉄のフライパンをひとつ、テフロンの深型の大きいのをひとつ、あとは卵焼き用のフライパンを使っています。
鉄のフライパンはお手入れが大変、と思いますが慣れればそうでもないんですよね。
焦げ付き、こびりつきも同じく。
油さえきちんとなじませれば焦げ付きません。
お安くてしっかりしています、頑丈!
以前はこちらを使っていましたが変形してしまいました
うちの鉄パンはあまりお手入れがいらない、というものを使っているのですが数年前にボーっと流し見していたInstagramで、まったく知らない人のアカウントで見つけたフライパンをひと目見て惚れてしまいました。
初めて見たフライパンで、その形、姿に一目惚れ。
薄くてまあるいパンに細い柄、そしてぽってりとした木の持ち手。
その投稿にハッシュタグで「槙塚鉄工所」というところのものだとわかりました。
が、オンラインで売っているところを見つけられず、そして情報量も少なく……ずっと憧れのフライパンだったのです。
それが1年ほどして、ほぼ日のショップ、TOBICHI京都で展示会「鉄の台所道具展」をやるという情報を見て鼻息荒く行ってきました!
夢にまで見た、槙塚鉄工所のフライパンやディッシュやその他たくさんの品々がズラリ。
なんでもオンライン販売で手に入ることに慣れてしまって、でも近畿圏内から出ることがないわたしにはずっと憧れのままなのかな、と思っていたフライパンたち。
わたしが行った日は平日でとても空いていましたが、開催初日の土日でドバーッと売れてしまったようでもうすでに受注のみになっているものもありました。
どこを見てもステキで楽しい、とてもワクワクする空間でした。
上の写真は鉄の板からたたいて伸ばして、フライパンになっていく過程。
一番右のフライパンは数年使い込まれたものでした。
わたしは当初からお財布と相談、そして使い勝手から小さいフライパンを買うつもりでした。
小さいフライパンにも2種類あって、底が平らなフライパンと真ん中に向かってくぼみのある、目玉焼き専用のフライパン。
目玉焼き専用は黄身が真ん中にキレイにくるようになっています。
目玉焼き専用、いいなと思いましたがわが家はガスではなく、フラットな電磁調理器なので底が平らなものを選びました。
残りが2つで、どちらか残った方は売らずに見本になる、ということで実質ラスイチだった小さなフライパン。
持ち手の木は形は一緒なのですが木の違いか使われている部分の違いか、色がそれぞれ個性があるんですよね。
めちゃくちゃ悩んで木の持ち手が裏表で色が違う、ちょっと変わった方に決めました。
土日には槙塚さんご本人が来られていてフライパンの裏に好きな文字を打刻してもらえる、ということでしたが平日だったのでそれも叶わず。
と、思っていたら最終日の日曜日にまたいらっしゃるので、持ってきて頂ければヒマな時間帯なら打ってもらえますよ、とのことでした。
その日はウキウキと持って帰り、後日また行くことに。
↑ 買ったよという記念撮影
最終日、槇塚さんご本人がいらっしゃり、店員さんに打刻だけお願いしたいと伝えてもらいました。
名前と買った年ということで「KYO2020」と入れてもらうことに。
その場で軽く、コンコンと打ってもらいました。
槇塚さんの道具たちもまたカッコいいんですよ。
そんなに店内も混んでいないのでわたしの名前の由来だとか(それはどうでもよかったのですけど)フライパンに使われている木の種類だとかいろいろとお話を伺えてめっちゃ楽しくて貴重な時間でした。
打刻はすごく小さいんですけどね、とてもよい記念です。
そして大げさではなく、本当にこのフライパンで焼くと目玉焼きがめちゃくちゃおいしい!
鉄が薄くて熱の伝導率がよく、早く、そしてパリッと焼ける!
わたし、目玉焼きはあんまり底が焦げているのが好きではないのですがこのフライパンで焼くと焦げとはまた違う、パリッパリの食感になるんです。
なかなか手に入らないけど、大きなサイズのフライパンも欲しいな……とたくらんでおります。
いつか、必ずや!