ステキ雑貨屋さん、岡崎にある「おうち」さんで開催された木工皿を作るワークショップに行ってきました。
その前の週に近くで開催されていた「京都動物愛護フェスティバル」に行ったんですけれども。
その時の帰りに寄ったんですよね。
インスタをフォローしていてずっと行きたいなあと思っていたお店だったのです。
そして木工品ばかりを集められて開催される木工展に合わせてワークショップをされるということで。
その募集をされていたときには知らなくてその告知を見落としてたんですよね。
それがキャンセルが出たということで1名再募集をされていたので見てすぐに、即連絡をしました。
ということで、滑り込みセーフ?で行けることになり楽しみに行ってきました。
定員は8名。
わたしが行った日は女性ばかりでした。
先生は木工展にも出展してらっしゃる「icura」の筒井則行さん。
机に座ると、なんとなくカットされた、今から彫るであろうものが並んでいます。
面積的には同じくらいなのですが長方形と正方形を選びます。
パンが好きなのでパン皿として使いたくて正方形をチョイス。
あと、やはり木なので少し重さが違ったり木目がいろいろあるのでどれにするか、選ばせてもらえます。
わたしはけっこう木製品は節の入ったものが表情があって好きなので、なんとなく柄が出そうなものを選びました。
そしてここから一新不乱に掘っていくわけです。
まずは手前から。
木彫りは数年前に行ったはしもとみおさんのおすわりネコのワークショップ以来。
思っているより力が入らない、うまく彫れないんですよねー、しってるー。
隣の線に重なるような感じで彫っていくのですがなかなかむずかしい。
向きを変えたりしながら一面彫っていきます。
そして縁の太さを決めて縁もほりほり。
一辺だけ縁を彫ったところ。
段差は気にせず、四辺彫っていきます。
四辺彫り終わり。
次は段差をなくすように、なじむように彫っていきます。
一辺だけ彫れた、なんとなくなじんだかな?という感じ。
この頃にはなんかちょっと手の感覚が麻痺してくるような、力が入らなくなってました。
が、とりあえず彫る、みなさん静かに黙々と彫る。
そしてわたしの選んだ木が、節のあるものを選んだと言いましたが。
くるみの木は節というわけではなく、正確には樹液がたまる部分らしいのです。
が、そこがとても硬くて。
彫刻刀がすべってしまって素人にはなかなかむずかしく。
少し先生にお手伝いしてもらいました。
さすがプロ、簡単にスイスイと彫ってしまう……。
そして表ができたら裏面へ。
二辺はなんとなくカットされているんですけれども残りの二辺はストンとまっすぐ。
器としては手が引っかからないので傾斜をつけなければいけない、ということで裏面は小刀を使ってガツガツと削っていきます。
これがまたなかなか力がいる作業で。
そして変にいきおいよく小刀が入ってしまうと割れてしまうというこわさがあってそんなに思い切ってできず……少しずつビビりながら削っていきました。
傾斜がついている面も、表面を削るようにガリガリと。
そして最後は全面にオイル、ここではくるみのオイルをまんべんなく塗っていきます。
そしてできあがり!
なんかわたしの彫りがあまいな……。
この後、最低でも1日はしっかりと乾かしてから使ってくださいということ。
天性の「うれし」なので言われなければさっそく今日にでも使ってたな!
とりあえずまあ、できあがったときの達成感となんともいえない愛着。
まだ使ってもいないけど愛着!
先生に注意事項やいろんな木にまつわるお話を聞かせてもらって無事に2時間ちょっとのワークショップは終了。
その後、店舗の方におりてお買い物をして(これも楽しみにしていたので)。
ずっと木の器って使いにくいと思っていていろいろと先生に質問をして答えてもらいました。
まず、木の器って油もの、熱いものを乗せてはいけないような、木を傷めてしまうような イメージがあっておっかなびっくり使っていたんですけれども。
実は逆で熱いものも全然大丈夫、そして天ぷらや炒め物のような油ものはメンテナンスをしているのと一緒、どんどん油ものを盛ってください!ということでした。
天ぷら、ソテー、どんとこい!
油ものを盛ることでメンテナンスができるなんて一石二鳥ジャン!
市販で売っている木製品はたいてい「ウレタン塗装」がされているじゃないですか?
あれはいわゆる塗料、コーティングなので熱いものは基本的にダメ、熱に弱くて使っている間にどんどん塗装は落ちていく、ウレタン塗装が落ちてしまうとおしまい、というもの。
ですが天然の木でウレタン塗装がされていないものはたまに、見た目がちょっと白っぽくカサカサしてきたなと思ったらメンテナンスとして食用の油、オリーブオイルなどを塗ってやることで長く、ずっと使えるということでした。
いわゆる「味が出てくる」ってやつですね。
お店にも3年使ったお皿がディスプレイされていましたがめちゃくちゃにいい色してました。
あと作ったお皿もそうなのですが焼いたパンを乗せると表面の余計な水分はお皿が吸ってくれて表面はカリッと、中はふんわりとおいしくなります、ということでした。
おおお、たのしみ!
そしてわたしも悩みに悩んで長方形のさくらの木のプレートを買いました。
あとはちょうどよいサイズのくるみの木のカッティングボードを。
カッティングボードはおしゃれに、器としても使えそうなものですがわたしは本来の使い方、まな板として使いたくて購入。
お店の方にも「たくさん使ってくださいね」と言ってもらいほわわんとした気持ちで帰宅。
ワークショップもお買い物も充実した日でした。
そしてパン皿は本当にかわいくて!(自画自賛)
よい感じで模様が出てる〜!
おやついれてくれるんやったらええんやけども、と言いたげなおたぬ。
クロワッサンをどーん!
コースターは木工展のことを知らずに前回おうちさんで買ったもの。
これもicuraさんのものでした。
そして食パンも。
なんかパンの端つぶれてるけど……。
ああかわいい。食パンサイズ、ぴったり。
もっと厚切りのトースト食べたいなあ。(家にあったのが冷凍の食パン1枚だった)
バターケースは友達からこの家に越してきた時のお祝いにもらった野田琺瑯のもの。
そしてバターナイフ。
これもicuraさんのウォールナットのものでした。
木のバターナイフかわいいなあって言ってたらプレゼントでもらいました。
使うたびに洗って片付けてたけどバターがついてることで木にはよい、木が丈夫になるということで今では入れっぱなしにしています。バターケースにもぴったりのサイズ。
(icuraさんのサイトにも入れっぱなしで大丈夫!と書いてありました)
という、木工のワークショップと木の器のアレコレでした!
オマケ・ちょっと、ばたーなめさせてもらってもいいですか?なオコジョ。